長成寺の歴史
當山は、室町時代、大覺派一華心林大和尚(建長寺145世・円覚寺124世、文安3年(1446年)4月15日寂)を開山とし、建長寺直末久栄山長寿庵と称していました。
江戸時代には五石余の除地と十石余の年貢がある盛んな寺でした。
隣寺に根小屋雲居寺末西嶺山成就庵≪開山/心渓順和尚(元和2年(1616年)寂)≫があり、大正2年、成就庵焼失後、両寺協議して合併を決定し、寺号は長寿庵の“長”と成就庵の“成”をとり、“長成寺”と号することとし、山号もまた一字ずつとり、西嶺山の“西”と久栄山の“栄”をとり、“西栄山”と称することとしました。
こうして、両寺互いに山号寺号共一字ずつあわせて西栄山長成寺となり、今日に至っております。
御本尊様 如意輪観世音菩薩
当山の御本尊様の如意輪観世音菩薩は、木造約50cmの高さで、胎内に小像一体が納められていたことから、子育て観音とも呼ばれ、妊産婦や母親の信仰を集めています。
この子観音は、午歳本開帳のときだけ本尊の膝に鎮座し拝観できます。
「新編相模風土記」に長寿庵には薬師堂や十王堂などがあったと記されているが、薬師如来・日光菩薩・月光菩薩・十二神将が現本堂、薬師堂兼位牌堂に伝わっている。
年間行事予定
●2/15 涅槃会(ねはんえ)
御釈迦様が亡くなられた日
●3月 お彼岸
永代供養祭(心華、永安廟、安心塔、合掌)
●4/8 降誕会(ごうたんえ)
花まつり 御釈迦様ご生誕の日
●4/15 開山忌 並に 大施餓鬼会
●8月 お盆
永代供養祭(心華、永安廟、安心塔、合掌)
●9月 お彼岸
永代供養祭(心華、永安廟、安心塔、合掌)
●12/8 成道会(じょうどうえ)
御釈迦様がお悟りを開かれた日
●12/31 大晦日
詳しい日程や内容については、お気軽にお問い合わせください。